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クラウド型分散車両計測システム(車載データロガー)

複数の車両データをリアルタイムに解析。

弊社では車載型のデータロガーをトータルソリューションで提供しております。お客様のニーズに合わせてハードウェアの構成から、センサー・カメラの選定、電源・サーバーへのデータ転送までをカスタマイズした最適なデータロガーを製作します。データ収集に掛かるコストを大幅にカットし、本来の目的であるデータの活用や解析の効率を最大化するお手伝いをします。

システム概要

データロガーが収集した車両信号やセンサー信号・カメラ信号等の様々なデータをリアルタイムにデータサーバーへ送信し、時間を待たずに利用することが可能です。データはクライアント側で地図へのプロット表示を行いデータの可視化を行うことや、各種解析を行うことが可能になります。 複数車両の走行管理を容易にし、データ収集に掛かるリードタイムを大幅に短縮することで、実験効率の向上に貢献します。要件に合わせ、サーバーを介さないスタンドアロンタイプのシステムも構築可能です。

特 長

01.柔軟なデータ収集

車両信号ではCANをベースにXCP,CCP等対応可能で、センサー(アナログ信号)やカメラも様々なものに対応します。通信プロトコルを持つセンサーの取り込み等も対応します。 目的に合わせたカスタマイズ行い、本当に必要なデータ収集の実現をサポートします。

02.無線による自動化

本システムでは通信回線やWifi等を利用し、データを自動でサーバーへと転送します。 ドライバーは走行実験に集中することができる上に、時間を待たずデータ解析を行うことができるようになります。 他にも、サーバーを介した双方向の通信が実現可能で、設定の変更を遠隔で行うこともできます。

03.リアルタイム表示・解析

データは様々な端末で閲覧することができます。地図へのプロット表示を行い、データの可視化を行うことや、統計値の算出・任意の解析を行うことも可能です。 ご指定のデータフォーマットへの調整を行えば、複数車両のデータを効率よく処理することができます。

例えばこんなデータが欲しい時

 

活用事例

01.開発フェーズの挙動評価

開発中のセンサー・ECUの挙動評価のために、複数のECUをCAN,CCP,XCPで接続。歪みなどのアナログ信号と併せて収集。遠隔地にある複数車両の走行データをサーバーに送信し、素早い実験・評価のサイクルを実現。

02.ユーザビリティ視点の設計フィードバック

車内・車外環境とドライバーを中心とした構成を行い、運転時の体の位置や機器操作時の姿勢、頻度等を車両信号と合わせて収集。 インテリア・エクステリアのユーザビリティを数値評価し、新たなユーザーエクスペリエンスを生むためのデータ収集を実現。

03.交通・道路状況を記録する環境調査

車両情報とカメラ映像・振動データを組み合わせて走行環境の健全性を評価。プレイバック機能を設け、データの確認や共有の簡易化を実現。

04.モビリティサービスのための実証実験

特定ユーザー向けの実験車両のレンタルを行い、頻度・利用率・走行時間・滞在時間等から配備計画や保守・管理計画を作成等。 サービスインまでの検証データの収集を実現。

システム構成例

■スタンドアロン型

構成したデータロガーをPCから制御し、データ収録や閲覧を行います。 1台から導入しやすい安価でシンプルな構成を実現します。

収録用デバイス: CompactDAQ

■クラウド分散収録型

データロガーで収録したデータを自動的にサーバーへ転送し、遠隔地の実験データを即時解析・表示が可能です。 複数台での運用や遠隔地の運用管理に大きな費用対効果を発揮します。

収録用デバイス: CompactRIO

※上記構成は一例です。お客様のご要望に合わせたカスタマイズにも対応いたします。お気軽にご相談ください。

製品例

 

基本仕様

項目   標準仕様
集録項目 信号 電圧・電流・温度・ひずみ・加速度
  車両ネットワーク CAN(高速・低速)・LIN・CCP・XCP
集録例 電圧 32CH@1MHz、16ビット
  温度 128CH@ 75Hz~1Hz(0.02℃)
  振動 32CH@ 51.2kHz、24ビット

 

選択できる集録項目は多種多様。

汎用の電圧、電流計測はもちろんのこと、専用の信号調節機能を内蔵したモジュールを50種類以上ご用意しております。 電圧・電流・温度・ひずみ・振動・音・CAN・LIN・XCP・CCP通信などから選択できます。