松浦電弘社における「AI」
「AI」と「LabVIEW」を連携させることで、
従来の技術では不可能だったことを可能にするシステムを開発しています。
LabVIEW x DeepLearning
AIは「あと一歩」を可能にするツール
LabVIEWを中心としたシステムを提供してきた弊社では、新たにAIとLabVIEWを連携させることで、従来の技術では不可能だったことを可能にするシステムを開発しています。
松浦電弘社におけるAIは、「複雑な制御と困難な判定を可能にする夢のようなAI」ではありません。「不可能」の原因となっていた「ごく一部の技術的ボトルネック」を解決するためのAIです。LabVIEWによるシステムで、あと一歩で実現可能だったものを実現するためにAIを用います。
例えば、ワークの不要な部分を取り除くという課題。従来の画像処理でほぼ実現できているものの、ロットのバラツキに対応できなかったために実用化できなかったことが、AIによるセグメンテーションを画像処理の前段に取りいれることで実用レベルまで向上します。
例えば、ワークの焼結時間を判定するという課題。画像処理だけでは正確な判定ができない問題を、複数のセンサーによる測定値と画像を組み合わせたマルチモーダルデータを入力して判定を行うAIを導入することで、正確な判定を可能とします。
AIベンダーではない我々の利用するAIは研究者が発信する最先端の高度なAIではありません.しかし間違いなく従来の技術では不可能だったことを可能にする強力なツールとして、実用化されるシステムの一部に組み込まれます。
LabVIEWとAIが連携する2つの形
松浦電弘社ではLabVIEWとAIを連携するために以下の2つの形を用意しています。
- Cognex社のパートナーとして、ViDiによるAIシステムをLabVIEWと連携
- Tensorflow(およびKeras)を用いて自社開発したAIをLabVIEWのVisionモジュールからコール
より高度なAIで確実な成果を求める場合には、世界的なAIのトップベンダであるCognex社のViDiをLabiVIEWと連携させることが可能です。一方、コストを抑えて装置に最小限まで最適化した形のAIを求める場合には自社で開発したAIをLabVIEWから呼び出して利用することも可能です。